NPO法人 ふれあいペアレントプログラム協会

ふれペアについて

ふれペアとは

ふれあいペアレントプログラム(ふれペア)は、社会的コミュニケーション発達が気になる子ども(おおむね1歳~4歳)の育て方や関わり方を学ぶ親支援プログラムです

発達が気になる子どもは、人との関わりが苦手なことがあります。
親でも「どのように子どもに関わればいいのか」と困っているかもしれません。
困っている時には、子どもの関わり方を学ぶことが解決の糸口になります。

ふれペアでは、親が、社会的コミュニケーションの発達に合わせた子どもへの関わり方を具体的に学びます。
子どもとの関わり方を学ぶことによって、日常生活の中で親子のやりとりをたくさん行うことを、ふれペアでは最も大切にしています。
子どもは親とのやりとりをたくさん経験することによって、社会的コミュニケーション発達が促されます。
そして、親子のやりとりを重ねることで、親子の間に安心感のある関係性が育まれます。

ふれペアは、生涯発達の基盤としての社会的コミュニケーションを重視する立場をとっています。
社会的コミュニケーションが発達することは、社会情緒的発達や言語発達を促進することにもなります。

子どもの成長を表すイラスト

プログラムの目的

子どもの発達の促進、親子の関係性の育成、そして、最終的には親子のwell-beingをめざします

親が子どもの発達に合わせた育て方や関わり方を学び、親同士が経験を共有することで、直接的には「子どもの発達の促進」や「親子の関係性の育成」がなされることを目的にしています。

最終的には、「親の自信(エンパワメント)」と「親子のwell-being」に繋がることをめざしています。

ふれペアのプログラム目的を示す図解

実施方法

少人数グループで、親子の関わりを学び、親同士で気づきを共有します

  • 対象は、発達が気になる幼児(おおむね1歳~4歳)の保護者
  • 1グループは、保護者4~6名とファシリテーター1名
  • 週1回のセッション、1回90分
  • 全セッションは6回
    ※この他に、系統的に学びたい保護者のための9回プログラムがあります
  • セッションの基本構成は、学習会、グループワーク、ホームワーク
プログラム内容
第1回 社会的コミュニケーションの発達を知る
第2回 コミュニケーションの方法を学ぼう
第3回 子どもの育て方―関わり方を知ろう
第4回 子どもの育て方―やりとりの工夫をしよう
第5回 親子ふれあい遊び―ふれあい方略を使おう
第6回 親子ふれあい遊び―我が家の親子遊びをしよう
学習会・グループワーク・ホームワークのサイクルを示す図解

プログラム開発

ふれペアは、長年の研究と実践に基づいて設計されています

  • ふれペアは、本法人理事長の尾崎康子が開発した日本発の親支援プログラムです。
  • 我が国では、欧米で作成されたプログラムを用いることが大半ですが、ふれペアは、日本人の親子に合わせて作成されているので、親は無理なくプログラムを受けることができます。
  • ふれペアは、開発者による長年の障害児の教育・研究と子育て支援の実践・研究が、プログラムの強固な基盤となっています。
    • 大学院で障害児心理を研究した後、養護学校で障害児教育を行う。
    • 財団法人主幹研究員として、幼児とその母親約2000組の子育て支援の実践と親子関係性の研究に従事する。
      併行して、発達が気になる子どもと親への個別支援を行う中で、幼児期における親支援の重要性と有効性を痛感したことが、ふれあいペアレントプログラム構想の原点となる。
    • その後、着任した大学では、学内に子育て支援センターを立ち上げて、発達障害児の母親約100名に対して親支援を実践する中で、ふれあいペアレントプログラムを開発する。

ふれあいペアレントプログラム(ふれペア)の開発から社会的普及まで

実践と研究 (Practice&Research)
  • 障害児教育の実践
  • 障害児心理の研究
  • 幼児と母親約2000組に子育て支援を実践
  • 親子関係性の研究
開発 (Development)

ふれペアの開発

相模女子大学子育て支援センターにおいて、発達障害児の母親約100名に親支援を実践する中で、ふれペアを開発

実証 (Demonstration)

ふれペアの実証

効果検証研究

対象:ASD児母親
①実施群 ②統制群

方法:事前事後に母親への質問紙調査と子どもの発達検査を実施

普及 (Diffusion)

ふれペアの専門家育成

ファシリテーター養成講座開催

対象:

  • 心理士
  • 保育士
  • 保健師
  • 発達支援の専門職
  • その他

ふれペア実施

全国で開催

対象:保護者

講師:ふれペア・ファシリテーター

実施機関:

  • 児童発達支援センター
  • 子育て支援センター
  • 保健センター
  • その他

事前事後の変化

事前事後の変化により、ふれペアの母親への効果がわかります

ふれペアに参加したASD児(平均月齢39.6か月)の母親を対象に調査研究を行いました。

ふれペア実施の事前事後に、同じ内容の質問紙で尋ねたところ、「心の通い合い」と「愛着行動」については、事前よりも事後の方が有意に高いことが示されました。
ふれペアへの参加前に比べて、母親は、子どもとより良い関係を築けていることが示唆されました。

ふれペア参加前後の母親への効果を示すグラフ

各地の取り組み

全国各地のふれペア認定ファシリテーター分布を示す地図

全国に広がる認定ファシリテーターと地域に根差したサポート網があります

  • 全国に広がる認定ファシリテーター
  • 児童発達支援センターなどで開催
  • 心理士、保健師、保育士など、身近な地域の専門職がプログラムを提供

各地の取り組み

全国に広がる認定ファシリテーターと地域に根差したサポート網があります

  • 全国に広がる認定ファシリテーター
  • 児童発達支援センターなどで開催
  • 心理士、保健師、保育士など、身近な地域の専門職がプログラムを提供
全国各地のふれペア認定ファシリテーター分布を示す地図